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ビジョン
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感声アイモの理念は「世の為、人の為に尽す」ことです


ビジョンについて

 感声アイモはその為、定款の目的と事業に「美しい日本語の響きで世界中の人が豊かな心を享受し健康・長寿を謳歌する」という精神を貫き具体的項目を掲げました。

 ビジョンはその実現に向けた現実的な道筋です。

 その中心は、会話が思うように出来ない人(最重度を含む自閉的傾向等々)・人の話に集中できない人(学習障害等々)・ジッとしている事が苦手な人(行動障害等々)・自分で社会生活が出来ない人(何らかの知的・精神的な問題があるとされている方等々)・何らかの理由によって言語が不自由な人(重度の言語障害)等々の方に、会話によるコミュニケーションを実現するのが感声アイモ独自の技術です。
 しかも、このスキルは前記の方々が自ら進んで積極的に受け入れる感声の響く声が基本です。

 感声アイモの設立以前より、この技術開発に取り組んできました。この内容が確立した上でNPO法人を設立しました。そしてこの技術を修得したものを「声育士」として認定する事にしました。

 「声育士」は家庭・施設・地域の「知的・精神的障害」と言われている方の社会参加・社会活躍・自立支援のために極めて大きな力を発揮します。

 感声アイモのビジョンはこのように中心的スキルを確立し、すでに多くの施設で実証しているという前提の上に成り立っています。そして、しっかりした技術に裏付けられた「声育士」が増え、活躍する事で、感声アイモのビジョンは着実に前進し目標の達成に向けて無限に貢献して参ります。

 感声アイモのビジョンとは人間の心と身体の健全な成育を実現できる人材の育成にあります。実際にその技術が現場で活用され、豊かな社会生活を実現するものです。

 現在は「声育士」を養成し、事業を推進しています。そしてさらに高度な技術向上の為の実践研修に取り組んでいます。この研修に協力して頂ける企業・団体・機関と連携して広く啓発活動を進め、より高度な社会貢献を実現する為努力して参ります。

動機

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 それは「障害と言う言葉自体を無くしたい」と言う願いと目標を生んだ「ある出来事」からはじまりました。

 児童・成人の絵画指導とこれに基づく「感性教育」を行っていた時、研修に来ていた方の中に「重度の知的障害者施設」の職員Aさんがいました。

   夏休みになるとその町の養護学校に通う生徒は家にいてもあまりする事がないので、施設の企画する工作や音楽観賞などの行事に参加します。音楽は評判が良いのですが、工作はボランティアや職員の方がほとんど作り、本来の製作者である生徒は、ほんの少し手を入れるだけでした。
 職員Aさんは、これを何とか最初から最後まで生徒に作ってほしいと願い、参加者全員ができる「絵画指導」を企画し、私達が行う事となりました。

 一般的な作画では、紙に水彩絵の具で描くのですが、水彩画の技法は非常に難しく初めての方には思い通りの絵になりません。まして、絵画の嫌いな方もいるとすればなかなか大変だと感じました。

 そこで始めに「おーい」という詩の朗読をしました。朗読をすると部屋の空気が和やかな感じに変わりました。
 でも絵の嫌いな女生徒Bさんは1人で部屋の隅に座っていました。Bさんは16歳まで絵を描いたことがないそうです。しかし、他の人が絵を描いている時「おーい、おーい」と詩の一節を口ずさみはじめたのです。

 心を感じる人の多くは一番好きな色を始めに使います。その上から色々な絵の具を重ねるのですが、多くの場合「いわゆる泥色」になってしまいます。そこで行ったのが、透明のアクリル版にアクリル絵の具で作画すると言うものです。
 一色ごとにドライヤーで乾かしながら色を重ねます。すると裏返せば、自分の一番好きな色が前にでてきます。
 この時の絵画教室は思いもかけない大変な感動の連続でした。Bさんは当時高校2年か3年生ですが絵が大嫌いで描きませんでした。それがこれを機会に堰を切ったようにパワフルに絵を描きはじめたのです。緑を基調に赤と黄色で力強い色彩の素晴らしく美しい色でとても情熱的で神秘的な絵が仕上りました。
 彼女は、絵が嫌いなのではなく美しい絵の描き方を教わらなかったために興味がなかったのではないかと感じました。

 受講者は初日は精神安定剤を飲んで作業をしましたが、2日目は絵を描く事で精神が安定し薬を飲みませんでした。昼食の時いつもは食欲がない女子生徒も他の人の御飯を食べるくらい元気に食事をし、絵がかけた事を喜んで「描けた!! 描けた!!」と大声で話し、手をたたいて大はしゃぎしました。
 この出来事を機会にその施設で職員有志による絵画と発声の研修がはじまりました。その中ではある日、青年が飛び入りで参加しましたが始めての訓練で吃音が無くなりました。そして、谷川俊太郎の「無言歌」を最後まで読み切ったのです。研修は3年に及び、入所されている方にも少しずつ普及してアクリル画の製作が始りました。それは公の展覧会で賞を得るまでになりました。
 その経過の上に、3年程経て直接重度の入所者の方5人に「あいうえお」と詩を手書きで製作した教本による発声トレーニングを行う事となりました。会話が一切出来なかった青年がバリトンの声で発語し、会話まで出来ました。それは、本当に素晴らしい感動の一瞬でした。話をすることで表情がそれまでと一変しました。びっくりする程明るく優しい笑顔になったのです。力強い握手をしました。
 行動障害・多動症と言われている青年が1時間半から2時間近く席に座って一生懸命発声訓練をするのです。
 それは感動の連続で、職員のAさんは「奇跡です」という言葉を連発していました。


 そこで確信した事は「感動」が人を成長させるという真実の体験でした。

 「心を感じる人」に感動してもらうにはどうすれば良いのか。この問いに最も率直に応えたのがその方々に感動と尊敬・畏敬の気持を持って頂いた「声」の響きだったのです。共鳴する声の響きが心の中に新たな感情を芽生えさせたのです。そして、心のそこから溢れ出るとても美しい表情に触れた時私達はさらなる可能性を感じました。

 「心を感じる人が、感動し尊敬・畏敬の気持を示すことができた声の響き」こそ「感声」の真の意味です。

不幸な思い込み

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 「心を感じる人」が感動によって成長できれは、児童・青少年から高齢者の方までも感動し生きる意欲を持って頂けるかも知れない。そう考えて約10年に及ぶ訓練と研修・多くの方に直接指導し実績を積み上げてきました。

 はじめは、理解して頂けずに残念な思いもたくさんありました。「今、この訓練をすれば社会で活躍し、自立出来るのにどうして家族も施設も適切な対応・訓練に積極的に参加しないのだろう」「なぜ、何もしない事を金科玉条の施策に据えているのだろう」と不思議に思い、ただ時が過ぎ行く歯がゆさを実感しました。

 その時から今日まで訓練を継続することが出来ていたら、当時指導した多くの知的障害と言われている入所者の方々はそれぞれの個性を活かし社会に参加し、立派に活躍・自立していたと想像しています。

 当時は、その重度の知的障害者施設は「ありのままに、自然のままに」ということで、発声訓練や絵画指導・学習訓練はしないでそのままにし、自然のままにすることを最善の方法としていたようです。

 乳幼児に言葉を教えなければ会話が出来るようになりません。「心を感じる人」も同じです。声を出す切っ掛けがあると会話が出来る様になります。着実に成長することが分かりました。
 しかし「教えても出来ない・出来るようにならない・出来ないのが自然だ」出来ないのが「心を感じる人」の特性だとして、その「あるがまま」を受け入れ、出来ないことをそのまま容認し受け入れることを「自然のままに」と思い込んでしまっているとしたら「心を感じる人」の可能性も社会的使命も見出せなくなってしまいます。
 「自然のまま」「あるがまま」ということばを「なにもしない」ための口実にしないで下さい。どうすればその人の才能を発揮出来るのか、生きがいを見出せるのかそのために、実効性のある絶えまない学習を続けなければなりません。

 「心を感じる人(知的・精神的とされている方々)」の全ては適切な訓練をすれば社会参加・社会活躍・社会自立が可能です。問題はそれに要する時間と適切な訓練・適切な活躍場所と独創性に富んだシステム・新規事業の創造とそれに向けた情熱とエネルギーが必要なのです。

 ともすれば、自然のまま・あるがままにということで「心を感じる人」を学習できない・訓練が出来ない・社会生活が出来ない等々と始めから「思い込んで」しまっているとすれば重大な問題です。その方々の日本人としての教育を受ける権利や文化的な社会生活を送る権利さえ奪ってしまうことになります。

 また、「自然な姿」で「それをありのままに受け入れる」ことが地域に過度の負担をかけることになってはいけないと思います。理解を求めるだけではなく現実の生活の中でお互いの存在を心から納得出来るものにする事がこれからの社会福祉の重要なポイントです。
 「自然のまま、あるがままを地域に社会に受け入れてほしい」と言う願いが、地域や社会の人に精神的・物理的な負担になってしまっては福祉の意味が消極的になりかねません。地域の積極的な福祉の発揚が自然に、かつ進んで受け入れられてこそ明るい社会生活が出来ます。


 「美しい日本語の響き・感声」が地域の方々の心と共鳴し合うような社会を願っています。

コミュニケーション障害

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 感声アイモは「ありのままに・自然に」という言葉自体に何らかの有効な意味を感じた事はありません。すでに感声の響く声で非常に楽しいコミュニケーションを確立しているからです。
 今日まで伺っている全ての施設の「心を感じる人(知的・精神的とされている方々)」と心豊かな人間関係を確立しています。楽しくコミュニケーションして、一緒に「あいうえお」と「おくのほそ道」の朗読訓練と絵画訓練訓練して下さいます。感動のコミュニケーションがこの現実を生んできました。
 「心を感じる人」の表情は訓練もなく何もしなかった時と比較して一変しました。自然に意欲が溢れて来ています。何かを始める喜びと希望と夢が生きがいを生み出しています。

 「ありのままに・自然に」ということがコミュニケーションを確立するものなら、始めから「コミュニケーションを実現したい」と言えば済む事です。「心からのコミュニケーション」を前提としなければ社会参加も自立も長続きしません。人間に必要なのはまさに形だけの社会参加や自立ではなく「心からのコミュニケーション確立」なのです。そしてこのことが人間を成長させるものと確信しています。

 「コミュニケーション障害」という言葉を社会で受け入れられない言い訳に使わないで下さい。そのようなものはこの世に存在しないのです。存在するのはそう思っているあなたの心の中にある「思い込み」だという事を御理解下さい。
 それは、自分の心の中からそう言う考え方を無くすだけで解消し、新たな展望を見いだす事に繋がります。「思い込み」は何も新しいものを生み出しません。
 「思い込みに」は開発も発見も創造も進歩も発展もありません。つまり成長自体を否定するばかりでなく、成長しようとする意欲まで阻害してしまいます。

 偏見やレッテル等々で決めつけないで下さい。「思い込み」を無くすことは「感声」を修得するはじまりとその全過程を通じて取り組む大きな課題です。感声の修得は思い込みからの脱却でもあります 。
 一例を挙げますと「絵がかけない」「才能がない」という「思い込み」さえ無くなれば誰でも目に見えるものを描く程度の「写実画」なら半年で描けるようになります。

 感声アイモが主張したいのは「人間社会で起きている全ての事は人間社会で全て解決出来る」という真実です。
 一切の事について解決できないと諦めてしまう「思い込み」は「出来ない」という口実で「しない・したくない」ことを正当化する為の言い訳に聞こえます。

 「ありのままに・自然のままに」ということが「心を感じる人」を教育も訓練もコミュニケーションも出来ないまま社会に受け入れる事を求めるものであってはいけません。そうなれば「心を感じる人」の社会参加・社会活躍・社会自立は極めて困難になります。一部で現実に出来ても、大半の方は家庭か施設で一生を過ごす事にもなりかねません。
 御両親が元気な間は何とか出来る事もあるでしょうが、「心を感じる人」だけが残されたら「ありのままに・自然のままに」生きると言うこと自体どうなってしまうのでしょう。国に生活保証を求める事だけに留まってしまっては「心を感じる人」の尊厳を守る事も、生まれてきた使命を果たす事も十分には出来なくなってしまいます。思い込みの目で見ないで本当の才能を見いだし、可能性を追求し育んで下さい。


 感声アイモの「感声」による訓練を実際に経験してみて下さい。御家族や施設の職員の方が「声育士」になると楽しいコミュニケーションと社会参加・社会活躍・社会自立の訓練ができるようになります。そうして是非「心を感じる人」の生まれてきた「使命」を見つけ将来への希望と生きがいにつなげて下さい。

実現のプロセス

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 「心を感じる人」には適切な訓練法も教育法も有ります。それは感性の教育訓練です。その一つが「感声」による「あいうえお」の発声訓練です。
 美しい日本語が話せる事でコミュニケーションが生まれ・積極性を発揮させるなど非常に大きな効果がすでに現れています。
 社会参加・社会活躍・生活自立に向けた具体的展望が「感声」で開けているのです。

 そこに「障害と言う言葉を無くすため」のビジョンが生まれ、実践に移りました。

第1段階は「感声」を取得するための、研究・実践・検証の過程でした。
今日まで約10年に及ぶ実践の中でこれを具体的に行ってきました。
 そして、現実に活用出来る段階に到達しています。現在も引き続き進展し、新しい事例がさらに増え、多くの実績が積み重なり発展しています。


第2段階は、研究・実践・検証の上にさらに、実績を積み重ね、訓練方法を体系化し指導出来る人材を組織的に養成していくことです。
 系統的な研修体制の確立と指導出来る人材(声育士)の育成が重要になっています。
 これは現在進行中ですが、すでにNPO法人を設立し、人材の育成も着実に進んでいます。

第3段階は、規模の拡大です。「感声」の技術の向上と合わせ啓蒙・普及が中心です。
今後は現在多発している心の問題に関係する様々な社会問題が益々進化し、深刻化し、表面化してきます。いじめやひきこもり・うつ症状や自殺・など心の問題は対処療法だけでは解決出来ません。たくましく生きる心の健康・育成教育こそ本質的な解決のための大きな心の基礎づくりです。そこで「感声」は人間の心と身体の育成と云う視点から大きな力を発揮します。

 現在はその具体的施策が進行しています。
@「心を感じる人」の施設で、社会参加・社会活躍・社会自立のための基礎訓練に「あいうえお」の発声訓練・日本の文化の修得「古典・おくのほそ道」の学習訓練を実施し、合わせて学習意欲の向上・社会参加の意欲の増進・コミュニケーション障害の克服を進めています。
A「感声」のスキルを各施設に公開し、関係者・職員が「心を感じる人」と一緒にこの訓練方法を修得して頂いています。
Bコミュニケーション障害を克服出来る研修訓練を「心を感じる人」を受け入れる企業・行政・地域社会に公開し、特に社会自立を受け入れる企業・行政の研修訓練を実施していきます。

 これを実現する為の確かな裏づけは「声育士」にあります。このビジョンの進行・時期等々は「声育士の育成」の度合いに大きく関連します。
 声育士の育成が現在の重要課題となっていますので、具体的には現在実施している独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業・感声による社会活躍・自立支援システムづくり事業を通じて行っています。それは全国10ヶ所の施設で進展しています。

第4段階は、将来へのビジョンとして、心の育成教育により本質的な教育改革を実現することです。
 日本の文化をさらに高め、全世界に貢献出来る人材の育成こそ急務です。教育改革の求めるのは世界で活躍出来る人材の育成であり、資源の少ない日本の将来を担うのは「人財」です。
 その中心は「人間の心の育成」が基礎にあり、子孫を生み育て続けることの出来る基礎体力の向上です。
 心の育成と基礎体力の向上が同時に進行すれば未来は明るくなります。
 今「心の研修(仮称)事業」を実施しています。

 これは、施設の経済的充実と施設利用者(心を感じる人)の方の社会活躍を同時に進める新規事業です。
 具体的内容は当該施設と相談しながら進める事としていますので現時点での紹介はしませんが、この課題が成功すれば極めて大きな社会貢献が実現出来るものと確信しています。
 その時、知的・精神的障害と云われている方の社会参加・自立支援システムづくりにおける新しい事業が軌道に乗ることになります。来年度はそのモデル事業を実施する予定です。
 同時に、心の育成に関する諸問題を解決出来る具体的な人材育成システムが誕生します。

 ここで言える事は「心を感じる人」を始め、この世に生を受けた全ての人はその「使命」があるということです。現在は多くの不運が重なりその「使命」を果せていない現実に有ります。
 感声アイモが目指しているのは、「心を感じる人」の「使命」を社会に明らかにし、役立て、そして貢献して頂くことです。それは「心の問題を解決する」という極めて大きな使命だと言えます。

第5段階
 心豊かで明るい未来の美しい日本の創造です。
 今一つの仮説を持っています。
 それは、心の問題が注目されているのに、明確な解決の糸口が見当たらないのは声の力が本来の使命を果せなくなったことが原因にあると言うことです。
 心は言葉に現れます。物理的な豊かさとひきかえに心の美しさが失われ、物理的に豊かになるものと貧しくなるものが顕著になってきています。しかし物理的な豊かさは心の豊かさを子孫に継承出来るとは限りません。日本には「自分の子どもに美田を残すな」ということわざがあります。
 資産の価値が人間の価値を評価するような価値観が蔓延し逆に人間の心の美しさを損なう結果になっているのではないでしょうか。
 資産を全てなくしてしまうことを美徳とは思いませんが、未来を担う「人材」の育成に「日本の将来と世界の発展を展望して世の為人の為に資産を有効に活用する」意気込みが重要だと思います。財産は財産のままだとただの紙切れや鉱物のままです。 それを人材育成に活用してはじめてそれが生きた財産になり、未来の社会に貢献出来ます。
 日本には未来に資産を活用した人物が多く排出しました。それが日本の繁栄と発展の礎(いしずえ)になっています。
 今世界が求めているのは日本の文化であり、そして世界に貢献出来る人材です。その為のビジョンがつぎの段階です。
 それの具体化である第5段階の内容は今日時点では明らかに出来ませんが、全ての過程を通じで実施するのは「美しい日本語の響き」を修得し、社会貢献することが貫かれています。

 この点を是非御理解頂き今後の活動に御支援・御協力頂きますようお願い致します。

未来のビジョン

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 全身を使って声を出す発声をしながら合わせて日本語そのものの語源の研究を進めてきました。はじまりは、声だけで文字はありませんので声の響きから感じ取れる日本の文化をそのまま受け継ぐ気持で古の心に思いを馳せました。
 世界で最も古く深い文化。文化こそ全てを生み出す偉大な遺産です。
 日本の文化は最も深遠であまりにも気高いものです。

 日本は杜(もり)を大切にしてきました。
 森林(もり)は、水と空気を美しく蘇らせ・蓄え、人類の生存を保証しています。森林が無くなれば人類は滅びます。
 森林(もり)の自然の営みは「木」が「実(種)」を生み、「実(種)」が「木」に成長します。この自然の営みの永続があらゆる生物の住処になり生命を存続させています。
 人間も男と女がいて子を生み育てて子孫を繁栄させていくのが人類の重要かつ自然な営みです。森林(もり)の自然と人類の生存が一体化しているのが共生です。


 世界には砂漠が増大していますが、太古の昔には、森林だった形跡も有ります。新たに森林が砂漠化しているところも有ります。砂漠に人類は生存できません。
 そこでは人間の営み自体も無くなってしまうのです。

 森を守る心を持ち続ける事が人類の生存を守っているのです。


 ところが世界の常識では砂漠に植林をして森にすると言う習慣も文化もありません。森林を育み共に生きることは日本人の先祖から伝わる習慣・文化のようです。日本が美しい森林におおわれているのも日本のこうした自然と共生する文化によるものです。
 日本には美しい中に「清い」という言葉があります。「清い水」を「清水(しみず)」といいます。美しい森林の木々は「清木(しき)」と言っても良いでしょう。
 日本は豊かな「清木島(しきしま)」の国なのです。

 美しい心は、美しい自然と美しい人間を育みます。

 全ては美しく素直な心から生まれます。

 この美しく素直な心が生まれるにはあまりにも長い時間がかかりました。日本の全歴史文化の中で培われ継承する中で生まれてきたものです。それは人類が生存する限り永遠に磨かれて行きます。

 幸いにも、日本は世界で最も古い歴史と文化を持ち、人間と自然の共生が最も大切である事を習慣の中に確立している唯一の国です。

 その日本が、人類の問題で解決できないことは何一つないと確信しています。
 心の問題も含めあらゆるものを解決出来る能力、これが現在の世界が待ち望んでいる内容の全てだと思います。

 その中心に美しい日本語の響き、国語がある事を誇りに思っています。その一つが「感声」です。
 美しい心の社会を実現する推進力は「声育士」です。「声育士」の双肩に全てがかかっています。
 それは、心身共に健全で誇り高く才能豊かで社会に大きく貢献出来る実践力に溢れた人材の育成そのものです。
 未来の日本はまさにこうした人間の育成で豊かに美しく発展するのです。

 「白金も黄金も玉もなにせむにまされる宝子にしかめやも」

 この歌はもの心ついて一番最初に記憶し、今でも忘れずくり返しくり返し脳裏に響き渡っています。


 先人の教訓を受け継ぎ新たな未来に活かす文化、自然(森林)との共生は人間の豊かな育成とあいまって美しい未来を開くという事、これが日本の文化の中心にあることに思いを馳せていただければ幸いです。
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