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 独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業
「感声による社会活躍・自立支援システムづくり事業」

 事業の目的と意義


あやめ
千葉県 千葉市「あやめ」 知的障害者授産施設小規模作業所 定員15名
全国報告会in習志野

 桜の開花の待遠しい、うららかな津田沼に参りました。
昨年から開催してきた全国報告会も、9ヶ所目となりました。
 習志野市での報告会は、平成21年3月17日(火)午前10時にサンロード津田沼6階会議室に、就学前及び就学中の発達障害児約180名を支援をしている団体、「特定非営利活動法人じょいんと」との連携で、習志野市・千葉市・八千代市・船橋市にある関係施設や団体、特別支援学校関係者やその家族も含めた皆さんを中心に約40名が参加して開催しました。

 初めて聞く「感声」「声育士」に興味を持って頂きながら初めて施設(野田芽吹学園)の皆さんと発声した当時の訓練風景から徐々に変化し、約2年におよぶ訓練の成果を「おくのほそ道」の朗読発表と施設の職員からの生々しい報告を記録したDVDを見て頂きました。
 また、会場の中に展示された文京区の若駒の里・佐渡市の岩の平園・第二岩の平園・千葉県野田市の野田芽吹学園、新潟県柏崎市の松風の里の知的障害者更生施設の皆さんが描いたアクリル画に囲まれて現実に起っている新しい流れを実感して頂きました。
 感声アイモ木村紀子理事長は「人口16万人の習志野市の福祉行政は市民とのチームワークと心の通った暖かさを感じています。施設も恵まれた福祉ゾーンに見られる様なすばらしい環境です。本日は限りある時間ですが是非"感声"を体験して頂き御役立て頂ければ幸いです。」と挨拶しました。



 引き続き特定非営利活動法人じょいんとの石津谷法子理事長(写真)は、感声アイモとの出会いを中心にご挨拶頂きました。  「今年の2月に開催された東京報告会に初めて参加し、3つの施設の知的障害者が合同発表で「おくのほそ道」を暗誦で読みました。その朗読を目の当たりにしてビックリしました。これは喜びであり感動です。
 今迄遊びを中心とした色々な取り組みをしてきましたがなかなか話せるようにするのは難しく、会話が出来るようになって欲しいというのが願いでした。
 色々な事をしながらその事にずっと悩んできました。
 たまたま知人に誘われ、初めての出会でしたが、お話を聞くと朗読出来るようになる迄約2年ぐらいかかるそうです。
 しかし、2年で出来る様になるなら、なんとか児童の成長に活用出来ないか、重度の障害児に少しでも役立ちたい、是非こういう事を取入れなければと思いました。
 そこで習志野市の障害福祉課にも協力頂き今回の催しとなりました。是非皆さんにもご理解頂き今後に役立てていきたいと思います。」とのお話を頂きました。



 来賓としてご参加頂いた習志野市社会福祉協議会の海寳嘉胤会長(写真)は、
 「今日はじめて『感声』という言葉を聞きました。
 催しに参加した切っ掛けは「じょいんと」の石津谷理事長さんが習志野市社会福祉協議会の理事をされている関係から本日は事務局長といっしょに参加しました。
 木村理事長の話にある通り、声が大きい事は健康のバロメーターです。感声アイモの研究報告会にある「声育」もはじめて耳にする言葉ですが、こうした事業が地道に進んでいる事は嬉しいことです。

 習志野市社会福祉協議会も50周年を迎えます。その中で従来より少子高齢化のなかでお年寄りから子育てにいたる色々な福祉事業を行政といっしょに車の両輪として進めてきています。
 今日の会の開催を契機にしながら、千葉県づくり条例として障害のある人もない人も共に生きる地域づくりで、一人でも多くの方が習志野市に住んで良かったと思われる街づくりを進めていきたいと思います。
 そのためにこうした活動に協力出来る所は協力しながら進めたい。」と力強いごあいさつを頂きました。



 感声アイモの菅原三記事務局長は、今日迄の取り組みをプロジェクターで紹介し全国的な事業の報告を行いました。
 とくに、知的障害者更生施設で実施してきた呼吸と発声による研修について詳しい説明を行い、実際にあまり話せなかった人が発声し、朗読出来るようになり、舞台で発表する迄の記録を紹介すると、思わず涙を流される参加者もありました。(写真は、感声アイモの菅原事務局長の指導で実際に訓練方法を体験している参加者の皆さん)

 今日迄、熱心に教育・訓練を行ってもさまざまな取り組みを通じても、ほとんど現実的な効果や実績が見えない中で、大変な苦労をされてきた方々が、呼吸・発声・朗読から会話によるコミュニケーションに発展していく内容に参加された皆さんは日頃の感覚とは大きく異なる現実があることに大変大きな興味を持って頂いたと思います。
 発達障害児・者には具体的な対応や教育訓練が難しいとされてきましたが、それが感声の発声で様変わりしていく現実に大きな期待を感じて頂ければ幸いです。

これを機会に、行政や社会福祉協議会とも連携しながら、行政単位で具体的な訓練が実現出来るよう取り組んでいくこととしています。

千葉県健康福祉部障害福祉課
課長 安藤公一 様のメッセージ

 本日は、NPO法人感声アイモが主催する独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業の全国報告会「声で育む幸せづくり」が、千葉県の習志野市で開催されますことを歓迎するとともに、多くの皆様の御参加のもと盛大に開催されますことを心からお慶び申し上げます。

貴団体は、独自に開発した発声法・呼吸法により、障害のある方に対し、コミュニケーション障害の克服等を目指し支援活動をされておられますが、障害者の自立や社会参加は行政の目指す大きな目的の一つです。

ひとりでも多くの障害者の皆さんが、貴団体の事業活動を通じ、障害を克服する力や勇気をもらい社会参加につながることを期待しております。

今回の報告会の御盛会を祈念するとともに、NPO法人感声アイモの今後ますますの御発展と本日お集まりの皆様方の御活躍を心からお祈り申し上げます。

習志野市長 荒木 勇 様のメッセージ

本日、ここ習志野市において「声で育む幸せづくり」全国報告会が開催されますことに、心よりお祝い申し上げます。
近年、介護保険制度や支援費制度の導入、発達障害者支援法や障害者自立支援法の施行により障害者をとりまく環境が大きく変化している中で、障害者の自立と社会参加を実現するための施策が求められています。そこで本市では、障害を持たれている方が住み慣れたまちで誰もが輝くことを目的に、障害者施策の基本的な方向性を示す習志野市障害者基本計画を策定し、現在、推進しているところです。
本日、木村紀子理事長をはじめとする特定非営利活動法人 感声アイモの皆様により、永年積み重ねられた成果がご披露されるとお伺いしておりますが、この全国報告会を契機として様々な関係機関において研究が進み、一人でも多くの皆さんが障害の克服を目指し、地域で自立した生活を過ごしていただくことを願っております。
最後に、特定非営利活動法人 感声アイモの皆様方の益々のご発展と本日お集まりの方々のご活躍を心からお祈り申し上げます。

参加した皆さんから頂いた意見・感想等は以下の通りです。



・ インターネットでは10歳までに言葉が出なければ一生話せない。というのを見ました。しかし、今回のビデオを見て、年月はかかっても大人になっても話せるんだ!!すごい!!と思いました。最後の男性の話「人生を幸せにする2つの言葉」すてきです。
・ 感声について深く理解出来なかったので勉強したいと思います。
・ インターネットでも声育士3級の事を見ました。興味があります。
(写真は、創作紙芝居を演じる菅原三記)
・ 障害という理解を社会に広めていくということは並大抵のことではありません。でも、地道に、しかも成果をあげながら頑張っていられる木村さん、本心からのエールを送らせていただきます。矢張りみんなを愛する気持ちと強い信念が無いと出来ないことですよね。

・ 利用者さん(児童)の中で一時期「まーまー」と言っている時がありました。お母様は「それが"ママ"となる様に意味付けの為に返事をしていたがダメだった」とおっしゃいました。やはりご家族は「ママ」「パパ」「お父さん」「お母さん」と言われたいはずです。少しでも声が出せるよう手助け支援がしたい。
・ 感声について理解出来た。
・ 声育士について理解出来た。
・ あまりのカルチャーショックで涙がとまりませんでした。

・ 子供に是非やらせてみたいと思いました。まずは(母)が練習してみます。DVDありがとうございます。感声と声育士について理解出来た。
・ 参加して本当に楽しかったです。
・ 発声から会話につながる事を教えていただき家に帰って実践してみようと思いました。感声と声育士について理解出来た。

・ 素晴らしかった。感動しました。感声と声育士について理解出来た。今後の活躍を期待しています。
・ 感声と声育士について理解出来た。次世代に引き継ぎ広げていく人を育てて下さい。
・ 今日は2回目でしたが、たくさんたくさん学ばせていただきました。木村さんは全身が口で愛の響きが伝わってきました(菅原先生も)。この声の響きは宇宙の声(ひびき)だと思いました。大発見にそして実行に頭が下がります。
・ 感声を狂言にも生(活)かします。
・ 福祉の視点で実行出来るよう取り組んでいきたい。

・ 木村代表の声の大きさ、ハリにびっくりしました。感声と声育士について理解出来た。
・ 呼吸法は今後やってみようかなと思いました。障害者によりそって楽しく発声出来るなと感じました。感声と声育士について理解出来た。
・ 感声と声育士について理解出来た。重度知的障害の息子(小1)がおります。全く発語がありませんが、今日教えて下さった事を実際にやってみます。

・ 初めて聞きました。難病の友人がおり、声が出にくくなっています。このDVDをさし上げ、少しでもよくなったらと思います。訪ねた折にも感声をしてみたいと思います。本当にありがとうございました。感声と声育士について理解出来た。
・ 声の出し方でこんなにも変化があるとは思いませんでした。声を出せるだけではなく会話になっていくというのはすばらしいことだと思います。感声と声育士について理解出来た。
・ とても美しいアクリル画に感動しました。感性の思いが伝わってきました。

・ 発声の大切さを今まで以上に知り効果を実感しました。感声と声育士について理解出来た。
・ 全部が初めてで、感声、声育士と言う事を知り、とてもすばらしく感動いたしました。感声と声育士について理解出来た。
・ ご活躍を願っています。DVDを頂きましたので知っている方に、広めていきたいと思います。
・ とても楽しく聞かせていただきました。障害者をみているのでやってみたいと思いました。感声と声育士について理解出来た。
・ アクリル画が本当に素晴らしい。子供達の才能を引き出してあげたい。

・ 子供達が、とても楽しく声を出したり、しているのをみて、感動したのと見てる方まで嬉しくなって来、ついつい声に出して笑ってしまいました。
・ これからやりたいとおもいました。僕も昔あんまり言葉がハッキリできないでした。知的障害者です。感声良く理解出来た。声育士について、僕もやってみたい。
・ 力いっぱい描かれた絵が心を癒してくれました。本当にありがとうございました。
・ 創作紙芝居のカラスの発声は楽しくて本当にいいですね。ぜひやってみます。

報告会の締めくくりとして感声アイモの創作紙芝居「小声彦(こごえひこ)とカラス」を菅原三記さんが明るく心を込めて実演。詩人の江口あけみさんが明るく心を込めて自作詩の「てるてるぼうず」「雲」「風」を朗読し、尺八の演奏で「さくらさくら」「かごめかごめ」を会場の 皆さんといっしょに唄いました。

 なお、この日の報告会は、習志野市の広報と読売新聞社の取材を受けました。

 習志野市の報告会のプログラム(クリックすると大きくなります。なお、表紙はホームページの先頭に掲載しています。)





 習志野市の報告会のポスター(クリックすると大きくなります。)




平成20年4月23日(水) 第11回研修



 新しい利用者さんと新しく男性の職員も加り多くの方が参加して研修が始まりました。
 そこでリニューアルした感声の創作紙芝居「縄文の声・カラス発声法」を披露しました。
 始めに会場に来て挨拶してくれたのが、どんどん声が大きくなって発声も朗読も一生懸命なSさんです。
 まだうまく声が出ない所もありますが、今までと明るさが大きく変化し、笑顔で顔を紅潮させながら元気に握手してくれました。
 このSさんは、声こそうまく出ない所があるものの非常に聡明で本も良く読んで下さり、その積極性は大変素晴らしいと感激しています。
 紙芝居が始まると新しい利用者さんは外で同じ子どもたちと遊びたいのに、声がかけられなくて家でじっとしている主人公の「小声彦」と似た体験をした事があるのか、カラスに教えてもらう声の出し方に「私も声が出るようになるのかしら」とつぶやいていました。
 そして、だんだん大きくなる「小声彦」の声に共鳴して「アーー・アーーー・あーーーー」と皆で大きな声を出しはじめました。
 1度声を出すとすっかり打ち解けます。
 気持ちよくなる声が心に与える影響は「あやめ」の皆さんにも浸透して来たようです。
 施設長さんの顔に喜びが溢れていました。皆さんの変化を実感して頂けたようです。
 はじめて参加した皆さんはすぐに馴れる方と時間のかかる方が居ますが、始めたばかりの「あやめ」の皆さんと同じでどんどん積極的なコミュニケーションが出来るようになると思います。
 すでに「あやめ」の皆さんの自発性と積極性があるのでもっと早くコミュニケーションが出来ると思います。
 1度回り始めた歯車はどんどんその輪を広げコミュニケーションと自発性が高まります。何よりも声の質が変化してはっきりと大きな声で挨拶出来るようになりました。
 それが研修を実施している全ての施設で同じ方向に進んでいる現実を改めて実感しました。

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