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 独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業
「感声による社会活躍・自立支援システムづくり事業」

 事業の目的と意義


野田芽吹学園
千葉県 野田市「野田芽吹学園」 野田市指定知的障害者入所更生施設 定員50名
平成19年12月21日(金) 第7回研修



 定員50人の野田芽吹学園の皆さんは「あかはなま・・・」と「おくのほそ道」の発声が日を追うごとに鮮明になってきています。

 目標は「おくのほそ道の1、発端」の全暗唱、約340文字の完全詠唱です。ほぼ出来るようになった方が、4つある各班に数人出てきています。そして、1番元気で良い声が出るように、毎日練習しています。
 その為の基礎訓練は、呼吸から始まります。そして「あいうえお」のハッキリした発声・「あかはなま・・・・・」を和歌と同じ五七のリズムで詠唱し「おくのほそ道」を元気に読み上げます。
 現在は、生活班(重度障害とされている方が中心)とトウイン班(収益事業を行う方が中心)が合同で訓練します。あすなろ班(中度障害とされている方が中心)と軽作業班(軽作業が出来る方が中心)が午前と午後に分かれて訓練します。
 その間の時間に、絵画指導を行っています。
 特に,午後の研修ではあすなろ班のEさんは「おくのほそ道」が大好きで、始まると同時に前に出て来て全身からの大きな声で一生懸命に詠唱します。
 中でも俳句の部分の「草の戸も 住替わる代ぞ ひなの家」と「行く春や 鳥啼き魚の 目は泪」では活き活きした大きな声を張り上げ広い会場に響き渡ります。
最後に「・・・・・後ろかげのみゆる迄はと見送るなるべし。」と読み終わると心の底から嬉しそうに自信溢れる笑顔を見せて下さいます。
一緒に訓練に参加した2人の声育士も思わず感動して目に涙が溢れていました。
朗読が心にぴったりと入り込んだのでしょうか、一生懸命に朗読するEさんの心を感じ、訓練を超えて感激の一時を頂きました。ありがとうございます。
訓練が終わって、木村・菅原初め参加した成育士・映像撮影に当たった関係者もこの感動をしっかりと受け止める事が出来ました。

 感声アイモの行っている「感声による社会活躍・自立支援システムづくり事業」の報告会が平成20年9月19日の野田市を皮切りに全国で始まります。
感声アイモが行っている具体的な方法を多くの方に紹介して役立てて頂ければと願っています。
 この報告会に向けて「野田芽吹学園」は新年会で各班対抗の「朗読発表会」行います。施設を利用する皆さんが、声を出す事で1日も早く社会に参加・貢献出来るようになって頂ければ幸いです。

平成19年11月16日(金) 第6回研修



 野田芽吹学園の皆さんは、約1年3ヶ月の訓練で、急速にコミュニケーションが進んでいます。はじめは廊下や部屋の隅に座っていた人や何も話さなかった人も笑顔で話してくるようになってきました。

 中には、ニコニコ笑いながら「かごめかごめ」を自慢げに歌って下さいます。この変化に施設の職員の皆さんも自信を持って研修を受けてくださいます。

 担当を決め「おくのほそ道」を縦1メートル幅30センチほどに大きくプリントしたものを作成し、三班に分かれている部屋ごとに設置して毎日全員が読む訓練をしています。

 その結果、6ヶ月を過ぎた頃には「おくのほそ道」の(一)発端を記憶し本を見なくとも暗唱出来る人が出始め、現在ではその人数も増えています。

 本を見ながら読める人は定員50名の施設で約半数を超えるまでになっています。

 いよいよ、本格的なコミュニケーション訓練とこの記憶した「おくのほそ道」を活用した新たな段階に進みたいと思います。

 また、声を出すのが苦手な人も絵を描く訓練を始めました。




 Iさんは「かごめかごめ」を歌い始めるとニコニコしながら「もーーーいーーかい」と声をかけて下さいます。私たちが「もーーいーーよーー」と返事をするととても嬉しそうな笑顔で応えて下さいます。

 そして、写真にあるように素晴らしい絵を描くことが出来ます。
 この絵を通じて新しい研修とこの絵画を社会に紹介し新しい事業に発展させていきたいと願っています。

 来年度の研修内容を全国に紹介する事業では一番最初に始めることとしています。平成20年1月13日にはそれに向けて模擬発表会を開催し、ご家族も含めて成果を紹介する計画を進めています。

 ぜひ多くの方に見て頂きたいと願っています。
この内容については、他の施設にも紹介し交流出来るようにしていきたいと思います。

 家族や施設職員の皆さんとのコミュニケーションだけでなく、社会参加・自立のためには短期間で初めて合う人とのコミュニケーションが不可欠です。

 感声アイモが研修訓練している「呼吸と発声」は、おおよそ6ヶ月でコミュニケーションを実現出来ました。

 この訓練方法を「心の人」を受け入れる企業・地域に広まれば短期間にコミュニケーションが進みます。この方法を今後は企業に広めるモデル事業に発展させていくこととしています。

平成19年12月21日(金)第7回研修
平成20年 1月13日(金)
     ご家族と一緒の発表会と交流会
平成20年 1月25日(金)第8回研修
平成20年 2月22日(金)第9回研修
平成20年 3月28日(金)第10回研修
平成19年10月26日(金) 第5回研修



 朝10時、芽吹学園に伺います。
玄関を入ると私達に気付いて「おはようございます」と声がかかりたくさん集まって挨拶が始ります。
 もう1年以上訓練を続けすっかり親しくなりました。でも、全ての施設と同じに月に一度です。はじめの頃は、3つの班に別れて訓練し、職員の研修も行いましたので1日に4回訓練をしました。
 今は、訓練を2班に分けて行い、絵画の実習も始めました。
 職員の方も要領を心得て頂き、毎日30分の訓練を続けて下さっています。
最重度の方は、施設で出来る訓練が限られており、ほとんど何もしない方もいましたが、今では「アイモさんの発声」と言うと真剣に声を出して下さるそうです。
 その最重度の方を中心に、特別の絵画指導を始めました。これは職員の皆さんの協力が不可欠ですが、皆さん熱心に対応して下さいます。幾つかの企業がアクリル画の作品が出来るのを待っていて下さっています。1日も早く大手町の一部上場企業のロビーに飾りたいと思っています。
 皆さんの積極性は、発声の質の向上ばかりでなく、語彙もどんどん増え「今度いつ来るの」が多かった方も「学園祭にきて下さい」と声をかけて下さいました。

 意欲と積極性が益々増大し、やる気になって頂くことが感声の訓練の1つの特徴です。それこそが施設の職員のみなさんと一体になった時、大きな変化が現実の物になると期待しています。
 写真は、みんなで参加する「かごめかごめ」の合唱です。


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